年末のご挨拶

新潟県新潟市・下越地域にある【浄土真宗本願寺派 太子山 明誓寺】です。
当ブログ『仏事のイロハ』では、葬儀や法事、ご供養に関することや法話などを発信し、仏事に関する基礎知識やよくあるご質問にお答えしながら、現代の暮らしに合った供養のかたちをご紹介してまいります。
「お葬式や法事、何から始めればいいのか迷っている…」「お墓のこと、将来どうしよう…」そんな疑問や不安をお持ちの方にとって、少しでも参考になる情報をお届けできれば幸いです。

目次

お世話になりました・・・

羽織る衣服の数が、いつの間にか一枚、また一枚と重なり、改めて冬の到来を感じる今日この頃でございます。

ご門徒の皆様には、変わらずお念仏相続のことと、お慶び申し上げます。

朝夕の冷え込みも日ごとに増し、吐く息が白く感じられる日も多くなってまいりました。
この時期になりますと、季節の変わり目ということもあり、体調を崩される方が多いように感じます。
この文章をお読みになっている皆様も、どうぞ無理をなさらず、ご自身のお身体を大切になさってください。

どんよりとした空模様に・・・

また、この時期の新潟は、体調だけでなく、心の調子も崩れやすい季節かもしれません。
よく言われる、新潟の冬の「鉛色の空」。 空一面が薄暗い雲に覆われ、どんよりとした空模様が続く日も少なくありません。
昼間であっても、どこか夕方のような重たい空気を感じることがあります。

人間とは不思議なもので、晴れた日には自然と心が軽くなり、雨や曇りの日には、はっきりとした理由がなくても、気持ちが沈んでしまうことがあります。

私たちは、思っている以上に、天気や季節の移ろいに影響を受けながら、日々を過ごしているのかもしれません。

そのような中でなのか、この時期になりますと、お参りの後にいただくお茶の席でも、少し気持ちの沈む話題を耳にすることが増えるように思います。

「近所の○○さんが亡くなって、次は私の番かと思ってね」

「最近、あまり良いことがなくて」

「身体の調子が悪くて、病院通いが増えたのよ」

どれも、特別な誰かの話ではなく、誰の身に起きても不思議ではない、とても率直で、身近な言葉です。

季節や天気のせいにするわけではありませんが、やはり、春の暖かな日には、あまり聞かれない話題のようにも感じられます。

日を生きていること自体が、すでに尊い

私たちは、同じ出来事に出会ったとしても、そのときの体調や気分、置かれている状況によって、受け止め方が大きく変わります。

ある日は、「まだ出来ることがある」「もう少し頑張ってみよう」そう思える日があるかもしれません。

けれど別の日には、「もう歳だから」「先のことが不安でならない」そんな思いが心に浮かぶこともあるでしょう。

どちらが正しい、どちらが間違っている、という話ではありません。

前向きに考えられる日もあれば、そう出来ない日もある。それが、人として生きている姿なのだと思います。

仏教では、無理に心を整えなさい、無理に前向きになりなさい、そのようには教えられていません。

明るくなれない心も、嘆いてしまう心も、元気の出ない心も、比べて良し悪しをつけるものではないと、静かに見つめていきます。

元気なときの私だけでなく、落ち込んでいる私、先のことが不安になる私、思うように気持ちが整わない私。

そのすべてを含めたまま、私たちはお念仏の教えの中に、静かに生かされています。

冬の空が鉛色に覆われる日があっても、空そのものが消えてしまうわけではありません。

厚い雲に隠れて見えなくても、その上には、変わらず空が広がっています。

私たちの心も同じように、沈む日があっても、晴れやかな気持ちになれない日があっても、そのまま支えられているのだと思います。

無理に前を向けない日があっても、立ち止まってしまう日があっても、今日を生きていること自体が、すでに尊い歩みなのかもしれません。 

今年一年お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

新潟市の太子山明誓寺では、「お墓の継承が難しい」「墓じまいを考えている」といったお悩みに応えるため、永代供養墓(合同墓)を整備しております。ご遺族に代わって、責任をもってご供養いたしますので、後継者のいない方にも安心してご利用いただけます。
また、近年ご希望が増えているペット供養墓もご用意しております。大切な家族の一員であるペットにも、心を込めたご供養を。
永代供養墓・ペット墓の見学やご相談はいつでも承っておりますので、新潟市、新発田市、阿賀野市、五泉市、加茂市、三条市、長岡市、燕市、聖籠町、弥彦村で供養のことでお悩みの方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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